みなさんこんにちは(*^▽^*)ノ
あきひこです。
「介護職という仕事について」第弐弾!
今回は、介護職の仕事内容について語ります。
ただ前回お話しした通り介護職と言っても、
どの種類の介護事業かによって内容に違いがありますので、
私自身が長年勤めたグループホームでの介護職の仕事について、
語っていきたいと思います。
では、さっそくスタート!
『介助職でなく、介護職』
「あなたは、何の仕事をしているんですか?」
「介護の仕事をしています。」
「それは大変な仕事ですねぇ。若いのに感心。」
介護の仕事をしていると、よくある出来事。
なにが大変なの?なんで感心するの?
私が介護の仕事に就いて始めに思った事は、
”なんて面白くて、楽な仕事なんだろう”でした。
みんなが思っているような、”汚い”とか”重労働”とか、
少なくとも、私が勤めてきた場所ではほとんど感じたことはありません。
たぶん、イメージが悪い方に膨らみすぎてるのかな?
だからこそ、みなさんにちゃんと知ってほしい。
そしてむやみに感心しないでほしいです。
私がこの仕事を楽だと思ったのは、
大変じゃないという意味でなく、仕事っぽくないという意味です。
私が始めに住み込みで働いたグループホームは、
入居型施設なので、生活をする場所です。
一緒にご飯食べて、散歩に行って、遊んで。
困っている人(入居者)がいたら手助けして。
これって普通に仕事以外でもやってること。
だから、あまり仕事って感じがしなかったんです。
(住み込みだったので余計にそう感じたのかもしれません。)
それに純粋に、じいちゃん・ばあちゃんと話すのが楽しかった。
ひとつ普通と違ったのは、
そんな大好きなじいちゃん・ばあちゃんは認知症だったことだけ。
同じことを何度も繰り返し言う。
帰ると言って外に飛び出す。
自分の物を盗られたと言う。
便所じゃない所で用を足す。
などなど。
私は、自然となんでそういった行動をとるのか、
じいちゃん・ばあちゃんの気持ちが知りたいと思いました。
それからとにかく観察!
どのような時にそのような行動がでるのか、
とにかく観察しました。
職員の対応、まわりの雰囲気、本人の表情や体調などなど。
対応方法や、雰囲気を変えてみて、また反応を観察。
とにかくこれを繰り返し、心の変化を探りました。
職員の声のかけ方ひとつでも、
声の高さ・大きさ・音色を変えてみたらどうかなど。
そうして次第にじいちゃん・ばあちゃんの
好きなツボ・安心するツボがわかるようになりました。
それと同時に、嫌いなツボ・不安になるツボもわかりました。
あとはそのツボを踏まえて常にコミュニケーションをとることで、
大抵の方は、症状が落ち着き始めました。
介護の仕事というと、身の周りの出来ないことを手伝う仕事。
そう思っている方が多いと思いますが、
それはほんの一部にしかすぎません。
それだけの仕事であれば、介護職でなく介助職です。
特に入居型施設では、そこが生活の場であり、
余程のことがないかぎり、ずっと施設で過ごすことがほどんどです。
利用者の方にとっては、施設で働く職員や他の利用者との人間関係が全てです。
だからこそ、そこで働く介護職員は利用者の方にとって、
「最高の生活環境・人間関係を築く」
これが一番重要な仕事です。
その方の生活・人生を「介して護ること」=介護職の使命です。
だから、過ごしやすい環境の整備や笑いあえる友達作り、
困ったときに何でも話し、相談できる信頼関係作り。
こっちの方がとても重要で大変な作業。
本当に介護が上手な人にかかれば、
風呂嫌いだった方が、嫌な顔せずに入浴出来る様になる。
散歩嫌いだった人が、「今日は散歩いかんの?」と聞いてくるようになる。など、
その方の性格や好み自体にも、変化を生むことができます。
よく施設探しの際に、自分の親は〇〇だから、これは無理かなぁ。とか、
合わないかなぁ、嫌がるだろうなぁ。とか、心配されます。
でも、そこを無理のない、又は合うように変化を創るのが介護職なので、
あまり心配しなくてもいいのです。
重要なのは信頼できる介護職員がそろっているか。
そこに一番判断基準を置くと失敗が無いです。
だってそもそも本人は、どんなにいい施設であろうと、
できることなら施設に入りたくないんだから。
人の生活をみるのは簡単なことじゃない。
やった方がいいことは、やりきれないほどある大変な仕事。
でもやったらやった分だけ、やりがいのある仕事。
それが介護職だと思います。
また長くなってしまった・・・<( ̄∇ ̄;)
今日はこの辺でおしまい。
次回は、私が介護職にとって一番大事だと思うことについて語りたいと思います(  ̄▽ ̄)ノ