昔考えたクイズ

皆さんこんばんは(●´∀`)ノ

あきひこです。

今日は私が昔考えた、

認知症介護クイズを出題してみようと思います。

私と付き合いのある方は既にご存知のクイズかもしれません。

そうでない方は是非、トライしてみてくださいね♪

回答編は数日後にアップ致しますので、

それまでに回答とその理由を考えておいて頂ければ幸いです。

では、問題!

 

「クイズです!」

あなたは介護職員です。

あなたの勤める介護施設入居しているあきひこさん。

あきひこさんはアルツハイマー型の認知症で帰宅願望が強く、

目を離すとすぐに外に出ようとします。

普段は気さくで温厚な性格ですが、

機嫌が悪い時は、すぐにカッとなり怒鳴ります。

そのあきひこさんがある日、

キャプチャ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

と、あなたに言ってきました。

この時、あなたならまず始め何と声を掛けるでしょうか?

次の中から選んでください。

①今日はもう遅いから、明日にしたらどうですか?

②もうすぐご家族が迎えに来ますので、もう少し待ちましょう。

③ご飯を用意してますので、せっかくですから食べて言って下さい。

④そうですか。気を付けて帰って下さいね。

さぁ、あなたなら何と声を掛けるでしょうか?

 

 

大浦家日記~4月号~

皆さんこんばんは(●´∀`)ノ

あきひこです。

今年から始めたデートの日。

みんな楽しんでくれているようなので、

2ヶ月に1度は行ける様にペースを上げました♪

博物館、映画館、動物園、ものづくり体験、門司港レトロなどなど。

ただその分、スタッフは毎月どこに行ったらいいのかと

考えるのに必死なようです。(^-^;

どこに行くかも大事ですが、

それよりももっと大切な事があります。

それに気付き、成長したスタッフの姿を見るのが

今の私の密かな楽しみです。(←ドSやなぁ( *´艸`))

さて、今月の大浦家日記は大浦家の家族と生活していく中で、

私がどういう考えで、どう思って、行動しているか。

そんな私の頭の中をテーマに書いたものになっています。

普段、ぼけ~っとして何も考えていない様に見える私が、

実はこんな事を考えながら日々生活しているのかと、

少し、見直して頂けたら幸いです。

では、どうぞ♪

 

「 脚止め 」

 大浦家のリビングでは、

レクレーション時の移動や配置換えが行いやすいように、

正方形の二人掛けのテーブルを組み合わせて使用しています。

座る場所は、入居順・それぞれの相性、

介助のしやすさなどを考えて決めていますが、

一つだけ悩みの種が。

それは、シマさんの向かいの席に誰が座るかです。

今迄、色んな方が座ってみるも、

長くは続きませんでした。

その原因は、シマさんの脚。

彼が椅子に座っている時、常に脚を伸ばしているので、

向かいに座っている方が、イスを引いて座れないのです。

脚を引く様にお願いしても、

しばらくするとまた脚が出てきてしまいます。

その度にお願いするのですが、

難聴のある彼に度々お願いするのは難しく、

仕舞いには、そんなに出してないし、邪魔にはならん!と、

怒られてしまいます。

現在、シマさんの向かいに座るジュンさんも例外ではありませんでした。

そこで色々と考えた結果、

テーブルをDIYして脚止めを作る事にしました。

私は早速ホームセンターで必要な木材を購入し、準備はOK。

時間に余裕のある日を選び、

いざ、脚止めづくり!

玄関前のスペースにのこぎりなどの道具一式を用意し、

シマさんを誘います。

「シマさん、大工仕事があるけ手伝ってくれるかね?」

シマさんは元々大工をしていましたので、

返事はもちろんOK♪

元大工とはいっても、引退して随分経ち、

さらに左腕が悪いシマさんに大工仕事が出来ないであろうことは、

シマさんの状態を一目見れば、誰でも予想できます。

木材を切断する為、シマさんにのこぎりを持ってもらい、

鉛筆で線を引いている場所を切るようにお願いしてみましたが、

何度か挑戦してはみるものの、やはり途中で断念。

結局、その後は現場監督をお願いし、

私の作業を見守ってもらう事になりました。

それでも、私がシマさんを誘ったのには、いくつか理由があります。

その中の大きなものを3つご紹介。

一つ目の理由は、

その人の能力の範囲を周りの勝手な予想で狭めてはいけないと思うから。

周りが思い込んでいるだけで、

やってみたら案外出来たりする事は多々あります。

だから私は、自分が無理かなと予想した事でも、

他人に無理と言われた事でも、

とりあえずやってみて自分のこの目で確かめる様にしています。

また、一回目は出来なくても、

何度もやるうちに出来る様になる事もあります。

そうやって私は、

じじばばが周りの予想を裏切る場面を何度も見てきました。

二つ目の理由は、

やる気やチャレンジする気持ちを取り戻して欲しいから。

じじばばは身体が不自由になると、

あきらめてばかり。

だから、周りが働きかけをしないと徐々に何もしなくなっていきます。

そんなの哀しすぎます。

今まで一生懸命、仕事や家事や育児を頑張って来て、

いざ自由に出来る老後になってみたら、

諦める事ばかり。

結局やりたいことを出来ないまま人生を終えていいのでしょうか?

私は嫌です!

周りの手を煩わせたとしても、

遠慮せず、やりたいこと、楽しい事を一つでも多く実現して、

笑って最期を迎えて欲しい。

その為には、チャレンジする楽しさを知ってもらい、

遠慮を取り払う必要があります。

だから、まずは自分がやれるかな?と思う得意分野から誘います。

もし、本来お願いした事が出来なくても、

他の出来る部分を少しでもやってもらう。

あきらめていた自分でも、人の役に立ち、

感謝される事が出来ると感じてもらう。

そんな小さな事の積み重ねが、

最終的にやる気を芽生えさせ、

次のチャレンジに繋がって行きます。

大浦家の家族には、始めは嫌がっていたのに、

今では自分から「やろうか?」と言ってきてくれるようになった方もいます。

今回の場合、シマさんには現場監督をお願いしたので、

私は行程ごとにシマさんに、

「こんな感じでいいかね?」

と声を掛けました。

確認を仰ぐ事で、自分は頼られ、

役に立っているんだと感じてもらえるのではないかと思いました。

でも、実際は途中でスタッフが様子を見に来てシマさんと話していたら、

「わしゃ、棟梁(あきひこ)の弟子に入る事にした。」

と、予想外の反応があり、

思わず笑ってしまったのですが・・。

結果的にやる気になってくれていたようなので、良しとしました。

3つ目の理由は、

怒りの予防線です。

彼はとても怒りっぽいので、

突然自分の目の前のテーブルがどこかへ行き、

戻ってきたときに脚が伸ばせなくなっていたら、

もしかすると怒ってしまうかもしれません。

そして、その怒りの矛先がジュンさんへ向かってしまっては大変です。

それを防ぐ為に、シマさんにも脚止め作りを手伝ってもらう事にしました。

少なからず自分も汗を流し、

頑張って作った物に対しては悪い感情を持つのは難しい。

私の思惑はドはまり。

脚止めが完成し、リビングに戻った

シマさんは、

「これは大事に使わないかんけんね!」

と、しきりにジュンさんや周りの人へ訴えかけていたのでした。

 

「 言葉選び 」

 みなさんは、普段自分が話す言葉が

特定のタイプに偏っていることをご存知でしょうか?

人は、言葉遣いによって、

4つのタイプに分けられるそうです。

①視覚優位タイプ

②聴覚優位タイプ

③内部対話優位タイプ

④身体感覚優位タイプ

それぞれに、自身の性格を反映した特徴があり、

言葉遣いに現れるだけでなく、他人の話を聞く時、

同じタイプの言葉遣いだと受け入れやすいなどの効果もあるそうです。

優秀な営業マンは、お客さんの言葉遣いのタイプに合わせ、

トークをしていると聞いた事があります。

例えば、④の身体感覚優位タイプの人は、

直感やフィーリングを大事にし、

言葉遣いは、「いい感じ」「腑に落ちる」など、

感覚的な言語表現が多いそうです。

これと似たような事があります。

夕食後。

リビングでTVを見てくつろいでいます。

大浦家には決められた就寝時間がないので、

マルコさん以外はそれぞれ自分のタイミングで部屋に戻ります。

マルコさんは、以前ご家族と同居していた時と

同じ感覚で大浦家に居る様で、

大浦家をその時に通っていたデイサービスだと思っています。

なので、うまく声を掛けて誘導しないとお部屋には戻りません。

一番スムーズなのは、夕食後にトイレに立ったタイミングで

そのまま歯磨きをしてお部屋に誘導する流れ。

ただ、必ずしも夕食後にトイレに行くわけではないので、

その場合はこちらから声を掛けて誘導する必要があります。

では、声を掛けてみます。

「マルコさん、そろそろお部屋に戻って休みましょうか?」

『いや、まだいい。TV見よるけ。』

敢え無く失敗。

しばらくすると、

眠くなってきたマルコさんはテーブルに突っ伏して寝始めます。

もう一度チャレンジしてみます。

「マルコさん、お疲れでしょうからお布団でゆっくり休みましょうか。」

『いや、みんなまだここにおるけ、ここにおる。』

またまた失敗。

みんなが部屋に戻り、

リビングに誰もいなくなれば、

さすがに私も戻るとなるのですが、

時間は現在19時頃。

トミさんやアイさんはいつも22時頃までTVを見てくつろいでいるので、

それまでテーブルに突っ伏した状態のままにしておくのも可哀想。

さぁ、どうしましょう。

こんな、通常であれば簡単に出来る所に技術を必要とする所が、

認知症介護の特徴かもしれません。

実はこの事例、

とても簡単な事で解決します。

それは、言葉選びです。

言っている事はほとんど同じなのに、

マルコさんに合わせた言葉を選び、使う事で、

驚くほどすんなりとお部屋へ誘導する事ができます。

では、実際にやってみましょう。

「マルコさん、そろそろお部屋に帰って休みましょうか?」

『うん。そうやね。もう疲れたき帰って休もうかね。』

あら、すんなり成功。

一度目の声掛けとの違いにお気づきでしょうか?

そう、「戻る」という言葉を、

「帰る」という言葉に変えただけ。

このようなマジックワードとも言える言葉は、

探してみると意外とみんな持っていて、

特に言葉で説得する事の難しい認知症のある方をみる上でとても役に立ち、

周りで介助をする人を楽にしてくれます。

個人的には、認知症で特定の症状が強く出る方ほど、

このマジックワードが見つけやすい様な気がします。

マルコさんも普段色々と会話していると、

よく「帰る」という言葉を使っています。

おそらく、「帰る」事に強い執着や想いがあるのではないでしょうか。

だからこそ敏感に反応してしまう。

ずるい私は、そこを見逃さず、

その想いを逆手にとって利用しているのです。

ごめんね。マルコさん。

 

「 あとがき 」

 最近、ケアマネジャーの方と会った時に、

「○○の症状がある認知症の方の場合、どんな風に対応したらいいですか?」

と、聞かれる事が増えてきました。

そこで、今回はシマさんとマルコさんを例に、

私が認知症の方と関わる際の視点や考えている事をテーマに、

簡単ではありますが書いてみました。

過去の大浦家日記にも、私の視点や考えを書いたものがありますので、

是非、読んで頂ければ嬉しいです。(HPに過去分も全て掲載。)

ただ、誤解があってはいけないので、事前にお伝えしておきます。

私の認知症に対する考えや認知症の方に対する考え、

様々な症状に対する対応方法は、

すべて私自身が認知症の方と過ごしてきた実体験から学んだ、

個人的見解であり、医学的根拠があって言っているわけでもなければ、

認知症ケア専門士などの資格を有しているわけでもありません。

その点は予めご了承下さい。

(※(余談)無駄とまでは思いませんが、私は十人十色の認知症の方々を、

全体に当てはまるように標準化された認知症の勉強をして、

実際の認知症の方の対応ができるようになるとはどうしても思えないので、

教科書で勉強する気になりません。

そんな事をしなくても、

私の周りにはいつも、実践で教えてくれるじじばばが居てくれます。

教科書を見る時間があるなら、

みんなと少しでも関わる方が勉強になると思っています。

もっと言うと、私は認知症の事を知りたいわけではなく、

自分の目の前の人の事を知りたいだけです。

ただそれだけ考えてやってきたら、

こんな感じになっちゃったのです。(^-^;)

ただ、こんな私の個人的見解が、

少しでも困っている方の参考になり、力になるのであれば、

こんなに嬉しい事はありません。

もし、お力になれる事があれば、いつでもあきひこを使ってやって下さい。

あき思考~画期的な認知症ケア~

皆さんこんばんは(●´∀`)ノ

あきひこです。

あき思考第二弾は、

今日、ニュースを見て思った事です。

認知症ケアに興味のある方には是非、

読んでもらいたい内容なので、

どうぞ宜しくお願い致します。

 

「画期的な認知症ケア」

今日、夕方のニュースで画期的な認知症ケアの手法として、

「ユマニチュード」という、

認知症ケアの手法が紹介されていました。

暴力的だった方が落ち着き穏やかになるなど、

その効果は絶大で、

一部では魔法の認知症ケアとまでいわれている様です。

その評判を受け、福岡市は高齢化対策の一環としてユマニチュード導入を進める為、実証実験を開始。

これから介護施設の職員はもちろん、

家族介護をしている方や一般の方向けにもユマニチュード研修を積極的に行っていくようです。

このニュースを見た時の私の率直な感想は、

「またか。」でした。

なぜそう思ったのか?

認知症はまだまだ未知の病気の為か、

流行り廃りやトレンドがある様で、

わかりやすくいうと、

認知症予防にはこの食べ物が良い!

という様なTV番組を皆さんも最近良く見かけるのではないのでしょうか。

ケア手法も同じく、

バリデーション療法、タクティールケア、心身機能活性運動療法などなど。

まるでダイエット法と同じような感じで、

次から次へと新たな手法が出て来るからです。

私はそれぞれの手法が悪いと言いたいわけではありません。

どの手法も実際に多くの認知症の方に効果がみられた手法であり、

その内容も素晴らしいものばかりです。

認知症の症状を何とかしたいと困っているご家族や、

何とかして利用者の方の笑顔を取り戻したいと願っても、

どうしていいのか分からない介護職員にとって、

学ぶべき価値のある救いの手法であることは間違いありません。

問題は手法ではなく、

それを使う『人』。

どんな手法であっても、

万能ではありません。

時には効果のみられない方も出て来るでしょう。

その時に、また新たな手法を学ぶという様な、

正にダイエット法と同じように、

先の見えない堂々巡りをしないように気を付けて欲しいのです。

もしかしたら数年後には、

どれを学んで良いかわからないほどの手法の数に、

頭を悩ませる日が来るのかもしれません。

私はネットで調べた程度で、

これらの手法を勉強したわけではないので、

どの手法が良いとは言えませんが、

どれを学んでも良いと思います。

ただ、どれを学ぶにしても注意して欲しいのは、

その手法で学ぶ様々な対応方法ばかりを覚えるのではなく、

なぜそうした対応をするのか?

なぜそのような声の掛け方をするのか?

という、その手法の根底に流れる想いや本質を意識して学ぶ事が大切だという事。

そうする事で、学んでいない事があっても、効果のみられない方がいても、

その手法の精神を持って対応できるのではないかと思います。

最後に。

画期的な認知症ケアと評判の手法のどれもが、実は画期的でもなんでもありません。

方法は違えどその根底に流れる想い、そして本質は一緒だからです。

それは、

「相手の気持ちを思い遣り、心を通わせること」

この一言に尽きます。

人と人とが付き合って行く上で大切な事。

それは認知症の方であっても、なんら変わりないのです。

ケア手法は、あなたの気持ちを相手にうまく伝えるための道具に過ぎません。

どの手法も、相手を想うあなたの気持ちがあって始めて効果が発揮されるのであり、

その事を理解せずに、ただただ手法を使う事が目的になってしまったら、

必ずどこかでつまづく事でしょう。

迷った時は、あなたのその方を想う気持ちを大切にしてください。

その気持ちをどうやったら届けられるか。

それだけを考えてやってみる事をおすすめします。

介護サービスを検討中の方へ

皆さんこんばんは(●´∀`)ノ

あきひこです。

前回の「動き始めた!」で、

いつものあきひこの長文を期待していたのに、

短文過ぎてがっくり来てしまったという方の為に、

(そんな人いないか・・(^-^;))

今回はめちゃ長文です。

今回はこれから介護サービスの利用を検討している方の為に、

介護業界の闇を包み隠さずお伝えした上で、

あきひこなりの事業所の選び方や、サービスを受ける心構えなどを書いてみました。

少しでも参考になれば幸いです。

一気に書いたので、雑です。

その点はお許しください。

 

「 介護サービスを検討中の方へ 」

これから介護サービスを受けようと考えている方へ。

ここには、10年以上介護職をしてきた私個人が考える、

介護サービスを受ける上での注意点や素直な意見を書いております。

もしかしたら介護業界への期待を裏切られる内容もあるかもしれません。

それでも、現状を知って頂く事で、

自分に合うサービスや満足できるサービスを正しく選択し、

利用して頂く為の一助になればと願い、書きます。

 

その一「幻想を持たない」

介護サービスを受ける時。

病気を医師に治してもらうように、

家を大工に建ててもらうように、

自分では到底出来ない事を介護職がやってくれると思ってはいませんか?

実はそれ、間違いです。

もちろん、介護職は高齢者をみる上で必要な介助技術や簡単な医学的知識を学んだ上で仕事に臨んでいます。

しかし、それは医師や大工の様に一般人が一朝一夕では到底身につけられない様なものではありません。

実際、介護サービスの種類によっては、介護の資格を持ってなくても介護職として働ける所もあります。

また、介護職が一番初めにとる資格、初任者研修(旧ヘルパー2級)は1ヶ月程で取得出来、試験もありません。

実際、こんなことがありました。

介護業界は慢性的な人材不足なのですが、2008年のリーマンショック以降、

職を失った人が大量に介護業界へ流入し、一時的に人材に困らくなるという現象がおきました。

つまり、それだけ始めやすい職種という事です。

極端な話、皆さんにもし自分で親を介護する時間と余裕があったとして、

皆さんが行う介護と介護職の実力差は実は大してありません。

だから、介護職が自分達には到底出来ない様な事をやってくれるというような幻想は持たないで下さい。

自分がやるのと変わらない感じで見てくれると思って頂いた方が、現実に近いです。

 

その二「何を求めるかを決める」

どの事業所の介護サービスを利用するかを決める前に、

何を重要視するかを事前にご本人やご家族で話し合い、

決めておいて下さい。

「本人の楽しみ」「健康管理」等。

ただし、一つ注意点があります。

「積極的な外出や遊び等の活動」と、「怪我をしない安心・安全な体制」

この二つは両立しませんので、この二つが条件に挙がった場合は、

「怪我をするかもしれないが積極的な外出や遊び等の活動」か、

「怪我をするくらいなら外出や遊びは制限」のどちらかにしてください。

動くという事はそれだけで怪我のリスクが発生します。

怪我を完全に防ぐ方法は、動かない以外ありません。

条件を決めずに事業所を探しを始めると、

その数の多さ、種類の多さに混乱します。

おそらく皆さんは訳が分からなくなり、

結果担当のケアマネージャーさんのおすすめする事業所を体験、

体験時特に問題がなければそのままサービス開始。と、いう流れになるでしょう。

この場合、後からもっとこうして欲しいとか、

ここまでやってくれると思っていた等の不満が出る事も少なくありません。

デイサービスや訪問介護などのサービスであれば、まだ変更しやすいかもしれませんが、

入居施設などの場合だと費用も掛かるので、そう簡単には変更も出来ません。

何より事業所をコロコロ変えるのは、その度に人間関係を築いていかなければならないご本人にとって、

負担になってしまうので出来るだけ避けなければなりません。

だから始めにご本人、そして家族が事業所へ求める条件は何かをはっきり決めた上で、

探す事が重要になります。

条件が決まっていれば、条件にあった事業所を探すだけなので、混乱する事もありません。

自分で探さなくても、ケアマネージャーへ条件を伝え、探してもらってもいいでしょう。

そして、もう一つ重要な事。

条件に合う事業所を最低3件見つけ、

見学又はサービス内容について説明を聞く事。

複数の事業所を知る事で比較でき、

さらに希望条件プラスアルファの好条件の事業所を選択できるからです。

 

その三「人を見る」

事業所の候補が決まり、いざ見学。

その時に注意して頂きたいのが、建物や設備の豪華さに気を取られない様にする事。

介護サービスの満足度というのは、

最終的に事業所とご本人、ご家族の信頼関係の強さに比例します。

では、その信頼関係はどこから来るのかと言うと、人間関係です。

事業所スタッフの人柄や利用者への対応の仕方、有事の際の対応の仕方、

サービス利用時の様子の報告のきめ細やかさ、等など。

結局は、その事業所の人間との関係が一番重要になってきます。

建物や設備が立派だからといって満足する事はありません。

よって、見学に行った際は、自分達を対応する事業所の人の対応や

そこのスタッフの利用者に対する対応など、

人間を見る様にして下さい。

見学する間の短時間で分かる事は少ないかもしれません。

ただ、少ない中でも見学に行った3件の事業所を比べ、

一番好印象だった所を選べば、失敗は少なくなると思います。

 

その三「割り切り」

事業所が決まり利用開始。

皆さんは煩雑な作業も終え、

条件に合った事業所を選ぶ事が出来、ホッと一安心していると思います。

しかし、これからサービスを利用し続ける上で、

知っておかなければいけない事がいくつかあります。

「嘘でしょ」と、思うかもしれませんが、

どうにもならない現実として現状を正しく知り、

割り切ってサービスを利用する事が大切です。

では、介護業界の実情・問題ついて簡単に説明します。

その一でも少し触れましたが、介護職は専門職とは言われますが、

その専門性や技術自体は大したものではありません。

これは様々な原因があるのですが、

その一つに、その専門性を探求し突き詰めるだけの経済的余裕がない事があげられます。

経済的余裕とは、会社が職員へ教育するためのお金、

そして職員の給与、どちらにも余裕がありません。

会社の売り上げの内、人件費が占める割合を人件費率と言いますが、

介護などの福祉業は多職種と比べても

段違いにこの人件費率が高く、60~70%を占めます。

これは、売上が100万円だとしたら、

職員の給与だけで60~70万円かかるという事です。

そして、残ったお金から備品・消耗品・ガソリン・催事・広告宣伝などの

様々な必要経費を差し引くと、ほとんど利益が残らないのです。

また、介護業は利用者が体調を崩したり、

亡くなったりするなどして、サービスを利用できなくなる事が日常。

利用者が減れば、収入も減ります。

しかし、収入が減ったからと言って職員をクビにする事はできません。

だから、仮に多少利益が残ったとしても、それを職員の教育へ投資するリスクは犯せないのです。

そして職員自体の給与も全国平均を遥かに下回ります。

職員個人が介護を極めたいと思ったとしても、その余裕がありません。

さらに、報酬と負担・責任のアンバランスも問題です。

今述べた通り、介護職の報酬は多職種と比べてもかなり低いと言えます。

にもかかわらず、ひとつ間違えれば人の命を危険にさらしてしまうという、

とてつもなく重い責任を負わなければなりません。

さらに、介護職は日常的にも高齢者を介助する事で腰を痛めたり、

身体を悪くしてしまうという身体的負担。

さらに高齢者に怒鳴られたり、殴られたり、

汚物の処理をしたりという精神的負担なども大きいです。

その他にも感染リスクに日常的にさらされていたりと例を挙げればキリがありません。

結果、介護職から多くの優秀な人材がいなくなり、

介護業界は慢性的な人材不足に陥っています。

介護職の離職率は17%程度。

これは5・6年もすれば元居た職員が全員辞めているという計算になります。

一部ではありますが、これが介護業界の現実です。

つまり、会社に教育する余裕がなく、

人材不足で数年で職員が入れ替わるということは、

今満足しているサービスや良好な人間関係を、

数年後も受け続けられるとは限らないという事です。

皆さんにはこれらを踏まえサービスを利用して頂きたいと思います。

満足できなくなって、相談しても改善が見られない様であれば、

良かった時の事は忘れ、割り切って事業所を変えましょう。

 

「最後に」

悲観的な事ばかりお伝えしましたが、

介護業界が絶望的かと言うと、そんなことはありません。

客観的に見て絶望的な状況であるにも関わらず、

少なからずこの仕事をし続けている人がいる。

これは裏を返せばこんな状況にも負けず、

信念をもって現状を打破しようと、

高齢者のこれからを変えようと、

あがき、もがき、頑張っている人がいる事の証明でもあります。

私は以前、個人的に様々な事業所を見学して回っていた時期がありますが、

その時に数件ではありますが、

何故そこまで利用者の為に自分を犠牲に出来るのかと思う程、

信念を持って介護をしている事業所に出会いました。

希望を持って探し求めれば、

皆さんもきっとそんな素敵な介護者、事業所に巡り合えるはずです。

皆さんがそんな素敵な介護者、事業所と巡り合えることを、

こころから願っております。

動き始めた!

皆さんこんばんは(●´∀`)ノ

あきひこです。

最近、たまたまフェイスブックの投稿であがっていた

新聞記事を見て、

「おお!!」( ゚Д゚)

と思い、ブログを書いてます。

実は、大浦家日記2017.8月号の「余談」で書いたことが、

現実になっているようなのです。

詳しくは下記の記事をご覧ください。

https://www.asahi.com/articles/ASL3N6H64L3NULZU015.html