大浦家・上津役家日記~R1.7月号~

皆さんこんばんは(●´∀`)ノ 
あきひこです。
すみません。。。
7月号のアップが7月中に出来ず、遅れてしまいました。
弊社も設立して3年が経ちました。
つまりは、この大浦家・上津役家日記も始めて3年が経つということ。
振り返ってみると、よく毎月毎月こんなに書く事があるもんだと
我ながら感心してしまいます(^▽^;)
最近は中々ゆっくりシェアハウスの家族と過ごせないので、
内容が大まかな事や私の考え方、シェアハウスのシステムの話などになって
きており、皆さんにつまらなくなったと思われているのではないかと
少し心配しています。(;´Д`)
が、こういう時期にしか書けない家族以外の事も、
弊社の事をより知って頂く為には必要な事だと
自分なりにポジティブに考えて書いて行こうと思っております。
どうぞ引き続き読み続けて頂ければ幸いです。
それでは、7月号!どうぞ~♪

「 日進月歩 」

大浦家も開設してもうすぐ3年になろうとしています。
あっという間の3年でしたが、 思えばこの3年色々な事がありました。
開設当初は、まだ認知されていないこの高齢者のシェアハウスというものの
良さを理解してもらうのに苦労し、中々入居が決まらない中、
広い大浦家で独り悩みながら生活していました。
それから、なんとかひとり、 またひとりと入居者が増えるにつれ、
徐々にシェアハウスの良さを実感して頂けるようになりました。
今では、始めの頃が嘘だったかの様に大浦家が狭く感じます。
内々の事で言えば、弊社は主に認知症の方を優先して受入れをしている事もあり、
様々な症状のある方々にどうやって落ち着いて生活を楽しんでもらえるようにしていくか。
常に悩み、考え、四苦八苦しながらやってきました。
また、毎日の生活が落ち着いても、 満足する事なく、
常に新しい挑戦や試みを実施し続けてきました。
日々の外出やレクレーションはもちろん、
通常の高齢者施設では行かない様な場所への外出活動、
入居者と1日デートをする活動の常設化、家庭菜園、
全員参加の1泊旅行などなど。
その甲斐もあってか、入居者の ご家族様、担当ケアマネージャー、
役所の方等、多くの方々にお褒め頂き、評価して頂けるまでになりました。
最近ではこのシェアハウスの形態も、
介護施設以外の新たな選択肢として認知されてきていると実感出来る様になり、
本当に嬉しく思います。
おかげさまで、昨年10月にオープンした上津役家も予想以上の速さで
満床となり、私の個人的な想いから始まったこのシェアハウスが、
沢山の方々に受け入れられ、 求められ、お役に立てている事。
皆様には本当に感謝しかございません。
本当に、ありがとうございます。
シェアハウスも2軒となり、 入居者も増え、関係者も増え、 責任や業務も増え、
私自身が中々開業当初の様に自由に動けなくなり、
入居者の方々とゆっくり接する時間が取りずらくなった今、
私の今の率直な気持ちとしては、入居者の方々とゆっくり関われないのが
残念というか、寂しいというか、何とも言えない気持ちがあります。
その反面、とても嬉しい事もあります。
それはご家族の皆様の言葉です。
シェアハウスに入居した事で、 本人の状態が良くなったといった お声はもちろん、
ご家族の状態まで良くなったというお話しや、
自分も歳を取ったらココに入りたいと言って頂いた事も。
先日も、関係者が集まった会議にて、 ご家族様より、
費用負担が安い上に内容も介護施設より良いと言って 頂きました。
そんなご家族様のお声を聞く度、 『まだまだがんばらなきゃ!』と、
またやる気がモリモリと出てきます。
大浦家では、昨年から始めた家庭菜園の継続と合わせ、
今年からぬか漬けやらっきょ漬けを始め、手づくりの物が食卓に増えました。
上津役家も日々の生活が落ち着いて来たので、
これから本格的に外出のレクレーションなどを充実させていく段階に入って行きます。
昨日より今日、今日より明日と、 一歩一歩、
着実に前へ進んで行きたいと思います。
関わる全ての人達の笑顔溢れる場所を実現する為に。

「 身体と心 」

 皆さんが普段生活していく中で、 次にあげるような行動をしたことは ないでしょうか? 
・大笑いして手・考え事をしている時、 手を頭にもっていく。
・イライラしている時、 貧乏ゆすりをする。
・嬉しい事があった時、 ついニヤニヤしてしまう。
おそらく誰もが経験のある事だったのではないでしょうか。
この例からも分かる通り、 人間の心と身体は密接に繋がっていて、
お互いに色々な影響を与え合っています。
先程の例では、精神状態が身体に 影響を与えている例でしたが、
逆に身体を動かす事で、 精神状態に影響を与える事もあります。
上手い例えが思いつきませんが、
例えば、
・好きな歌を歌うと テンションが上がる。
・本番前に決まったルーティーンで行動し気持ちを落ち着かせる。
と、こんな感じでしょうか。
つまり、何が言いたいかというと、 人の気持ちを変えたい時には行動を。
人の行動を変えたい時には気持ちを変える事で、
人の状態は変える事が出来るという事です。
当シェアハウスが、介護施設の様に効率を求めず、
非効率であっても スタッフに任せず、
自分の今ある力で生活行動に参加してもらうのには、
この考え方があるからです。
例えば、大浦家の入居者の方々は 写真を見ても分かる通り、
積極的に お手伝いをしてくれます。 が、始めからそうだったわけでは ありません。
どちらかと言うと、始めは動く事を嫌がり、何もしたがらなかった程です。
以前も書きましたが、 高齢者の方は、子供の独立やパートナーとの離別、
病気など、様々な経緯を経て、孤独感や不安感、寂しさなどが強くなってきます。
身体に障害を負ったり、身体は元気であっても認知症で正確な判断ができず、
自分が周囲に迷惑をかけている状況に、混乱したり、罪悪感や 無力感を感じ、
何もしないと徐々に無気力になって行きます。 その状態を変えて行く為に、
始めにお話しした心と身体の繋がりを使って行くのです。
単に流れを説明すると、 まず私達の事を認識し、相手の事を知り、
信頼関係築いていきます。
その方の性格や趣味嗜好、好きな会話などを踏まえた上で、
まずは簡単な動かずにすぐ終わる様なお手伝いからお願いしてみます。
例えば、食後に台拭きを渡し、 自分の目の前の部分だけテーブルを拭いてもらう。
自分の洗濯物だけ畳んでもらう。
その方の近くに置いている物、 もしくは置いた物を取ってもらう等々。
そしてお手伝いをしてくれたら、 少し大げさなくらい感謝を伝えます。
これをただただ繰り返すだけです。
繰り返し行う事で、それを習慣にしていくのです。
これを成功させるポイントは、 信頼関係の構築と感謝です。
まずは信頼関係を築き、自分の事を認めてもらい、好きになってもらう。
そうする事でお願いを聞いて貰い易くなります。
皆さんも自分の好きな人のお願いは聞いてあげたいと思いますよね?
それがすぐに済む簡単な事であれば尚更だと思います。
そして、人に感謝されて嬉しいと 思わない人はいませんよね?
それが好きな人であれば、 もちろん尚更嬉しいはず。
さらに高齢者の方は先程の様に、 無力感や寂しいと言う気持ちがある為、
人に感謝されたり、 自分が誰かの役に立っていると 実感出来る機会があると、
余計に嬉しいのではないかと思います。
他にもよい事が幾つかあります。 お手伝いで身体を動かす事で、
身体機能や認知機能の低下を防ぐ事が出来たり、
自分の力で生活していると実感する事により、
今まで遠慮して言えなかったわがままが言える様になったり、
生活意欲や活動意欲が出てくるなど、色々な効果が見込めます。
そしてさらに、このお手伝いには まだ先があります。
お手伝いは人にお願いされてするものです。 言わば受け身で行う行動。
これを受け身ではなく、 自発的な行動に変えていく。
わかりにくいので少し説明します。
例えば、先に挙げたテーブル拭きのお手伝いを毎日実践し、
その甲斐あってテーブルを拭くのを断られる事もなくなり、
習慣化出来たとします。
そしたら次は、本人にお願いはせずに、食後にテーブルの上など目に付く場所に台拭きを置いておきます。
そして、後はじっと様子を伺うだけ。 上手くいけば、台拭きに気付き、
自分で手に取り、テーブルを拭き 始めます。
そうなればこのテーブル拭きは、 傍から見たら完全に自発的行動と なります。
自発的行動のきっかけを作る。
それを続けていると、 介護者がきっかけを作らなくても、自発的な行動がどんどん出て来るようになってきます。
これこそが介護の理想形だと 私は思っています。
こうして、中々動きたがらなかった 大浦家の方々は今の様な状態に 変わって行ったのです。
身体を動かす事で気持ちが変わり、 気持が変わる事で行動が変わり、
行動が変わる事でまた気持ちが 変わり・・・。
この好循環を続けて行く事で、 精神的に落ち着いて充実した生活をして行く事が出来ます。
わかりやすくざっくりとお話ししましたが、心と身体の繋がりについてわかって頂けたでしょうか?
皆さんも生活する中で、 嫌な事や悲しい事、色々な事が日々あると思います。
そんな時は、気持ちのまま行動するのも悪くはありませんが、
少しだけ、今回のこの話を思い出してみて下さい。
そして、次の様にして下さい。
ニコッと笑顔を作り、 『わっはっは!』と声に出して 笑ってみるのです。